LastCapsuleが可能にすること
LastCapsuleでは、例えば以下のようなことができます。
自分がいなくなる日を見据えてみると、人生を振り返って整理したくなるものです。
ですが「自伝(自分史)」「回顧録」などの「本」として出版するのは、とてもハードルが高く、制約も多いです。
「読み物のレベル」にするためには文章力や構成力がとても大事ですし、一度出版した後で付け加えたいことがあっても編集できません。
書いてる当人にそのつもりはなくても自慢・偽善的に見える書き方になってしまっている自伝も多く、それゆえに「自分史や自伝を書いて公開する」という行為に対して恥ずかしいと感じる人も多いでしょう。
残りの人生を平穏に生きるために、大事なことを踏み込んで書くことを諦めないといけなかった自伝もきっと多いはずです。
LastCapsuleはそんな従来の自伝・回顧録よりも、もっと気楽なものです。
文章力・構成力などのスキルは一朝一夕では身につくものではありませんが、「タイムカプセル」という形式であればそれらのスキルは要求されません。生きた証、大事な思い出、大切にしているもの、その他思いつく限り入れておきましょう。それで十分です。
文章、音声、動画、ブログ・SNSのアーカイブ、その他デジタルな形式であれば、なんでも入れることができます。整然としていなくても、「不要なもの」が入っていても全然問題ありません。入れ忘れたもの・書き忘れたものがあれば、思いついたタイミングで入れられます。
「他人から見て評価に値する人生だったか」ということも気にする必要はありませんし、自慢したいことがあるなら気兼ねなく自慢しても大丈夫です。自分の人生を語る上で大事なことでありながら生前は秘密にしておきたい事実、心情、価値観なども、安全に残すことができます。そしてあなたのLastCapsuleの存在は、公開まで他人に知られることがありません。無用な羞恥心を感じることもないでしょう。
匿名でない、正直な視点での個人の記録は、人類史においてとても貴重なものです。きっと未来の人類は、あなたのLastCapsuleをコンテンツとして楽しんだり、研究対象にしたりなど、何かしらの形で有効活用してくれるでしょう。
もしあなたが何かしらの創作者であったとして、あなたの作品が1000年後に残っている可能性は極めて低いでしょう。歴史を振り返ると、創作物の大半は時の流れに従い人に忘れ去られていき、消滅してしまう宿命にあります。
LastCapsuleを用いることで、そのような「創作物の消滅」を回避することができます。作品の知的財産権に時効が訪れるタイミング以降に公開日を設定することで、あなたが何らかの形で関わった作品、あなたが好きな作品について、知的財産権を侵害することなく永久不滅にすることができます。
LastCapsuleではアンチ・デリーティング・ポリシーを採用しているため、知的財産権の時効について計算ミスをしてしまっても大丈夫です。運営者によって一定期間の閲覧停止措置が実施されますが、あなたがLastCapsuleに入れたものが削除されることはありません。
時には遠い過去に思いを馳せることもあるでしょう。例えば「世界がこんな風になるなんて100年前の人は想像すらできなかっただろうなあ」とか。同様に、遥か未来に思いを馳せることもあるでしょう。未来が想像通りになることはほとんどありませんが、未来を想像するのは楽しいものです。
思い切って、「未来はこんな風になるだろう」と予測して、それをLastCapsuleの中に残してみましょう。
未来についての予言だったり、未来に対するメッセージは、それ自体がきっと未来において貴重な資料になるはずです。
未来に関する予想は大抵当たらないものです。「外れたらどうしよう」ということを気にする必要はありません。気軽に挑戦してみましょう。
その他、素敵な使い道を思いついたらご自由にお試しください。あなたがカプセルが公開される瞬間を見ることはおそらくありませんが、公開される瞬間や人類の未来について思いを巡らせる時間はきっと愉快な時間になるはずです。